2024年12月4日(水)5時間目、SS未来創造Ⅰでは北海道大学大学院情報科学研究院の末岡 和久教授をお迎えし、「半導体教室~今話題の半導体ってなに~」というテーマで出前講座を実施しました。この企画は、北海道経済部産業振興局次世代半導体戦略室との連携によって実施されたものです。
講座では、まず「半導体の定義」や「半導体デバイス(電界効果トランジスタ)の仕組み」についての説明がされた後、「半導体の進化で何が変わったか?」についての解説がありました。半導体について一通り学んだあとは、末岡先生が持参したシリコンウエハーの実物を観察したり、半導体を実際に製造している様子を動画で見せていただきました。
先端半導体で現在課題となっている「2nmの世界」は、ほぼ原子の大きさのレベルであり、この精度で半導体を制作することは、「人間技とは思えない」という声が生徒から聞かれました。
講座終了後も末岡先生にいろいろと質問する生徒もいました。
今回の出前講座は、今後あらゆる業界がデジタル化する中で半導体の重要性をあらためて認識する機会となりました。