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SSH地学フィールドワークを実施

2022.10.11

 2022年10月1日(土)、SSH選択生徒と科学部の生徒計15名がSSH地学フィールドワークに参加しました。今年度の地学フィールドワークでは、本校が位置している野幌丘陵のなりたちと支笏火山の活動史及び火山活動が繋ぐ札幌の歴史について、「札幌軟石という石材はどのようにしてできたのだろうか。」というテーマを設定して、探究的に学んできました。

 まずは北海道博物館に立ち寄りキタヒロシマカイギュウが棲んでいた100万年前に時間を戻して、フィールドワークをスタートしました。

 次に、西の里砂採取場のクロスラミナや砂の観察等により、当時の石狩低地帯は海であったことを学びました。

 その後、2つの火山灰層に挟まれている美々貝塚を観察し、当時の気候と人間生活の関わりを学びました。

 最後に、苫小牧美沢の火山灰の露頭でじっくりと地層を観察し、露頭が降下軽石層であるとしたら直立した炭化した樹木が埋もれているはずだという考えを検証するために、火山灰層の調査を行いました。時間内で直立した樹木を探し出すことはできませんでしたが、能動的に活動した1日となりました。なお今年度は炭化した樹木の発見には至りませんでしたので、結論は来年へ持ち越しとなりました。