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SSH国際交流 韓国姉妹校の仁川科学芸術英才学校(IASA)が来校しました

2024.09.12

 2024年9月11日SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取り組みの一環として、本校(SNU)の姉妹校であるIncheon Academy of Science & Arts仁川科学芸術英才学校(以下IASA)との科学交流会を行いました。コロナ禍が明けた現在では直接訪問する形式での科学交流を行なっています。

 一日目のプログラムとしては、まず本校SSHの1年生との科学交流を行いました。互いの自己紹介の後、本校教員から種子の講義を受けた後に実際の種子を落として、種子の落ち方を確認し、この経験を踏まえて「サイエンスチャレンジ」と称した取り組みを行いました。ティッシュ1枚と米粒3粒で種子に見立てた模型を作成し、2メートルの高さから落とした際の落下時間の長さを競うもので過去の同チャレンジでは4.54秒が最長記録です。その記録を抜くために、パラシュート型や平面型、筒型など、両校のメンバーで混成された14の班が試行錯誤を重ねていました。全体が集まった中で各班が作成した最良の作品を実際に落として落下時間を競いました。平面型でティッシュの面積を有効に使った班が3.45秒の記録で優勝しました。

 サンプル作製中は目的を共有することで、IASAの生徒と本校の生徒が英語や日本語、韓国語を用いて活発なコミュニケーションを取り、交流を深める貴重な機会となりました。言語の壁を越え、協力し合いながら創造的なアイデアを出し合い、科学的な問題解決に取り組むことで、異なる背景を持つ仲間と共に学び合う楽しさや、チームワークの重要性も実感しました。このような科学的な国際交流は、グローバルな視点をもった人材の育成にも貢献しています。