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海外科学研修(韓国)後半

2021.03.15

9月24日(火)

 IASA研修2日目です。朝6:30に起床し、身支度を整え、朝食を食べて、授業に参加します。寮は校舎に併設されているので、教室まではすぐに到着します。午前中は生物と化学の授業に参加しました。生物では英語で先行研究のまとめを発表していました。化学の授業では、IASAの生徒と滴定(Titration)の実験に取り組みました。IASAの生徒と英語でコミュニケーションをとり、共同で作業することはとても良い経験になったようです。

  午後は、韓国の地理と歴史の特別授業に参加しました。授業は韓国語で行われましたが、バディの生徒が英語で全て説明をしてくれたので、本校の生徒たちも内容をよく理解できたようです。ソウル市内の歴史的建造物や済州島の自然遺産などをGoogle Mapを用いて調べながら、韓国の地理や歴史を理解することができました。

 授業が終わり、仁川市松島地区のフィールドワークに向かいました。世界中の大学を誘致したグローバルキャンパスや、仁川市が全貌できるIFEZ Towerを訪問しました。仁川市のこの地域が、干潟を埋め立てて作られた新興特別経済地域である松島地区の都市計画や大学や企業の誘致について理解を深めました。最後にセントラルパークでボートに乗り、松島地区の高層ビル群を水面から見上げることができました。公園を作るために、海水を引いてボート用を水路を作ったことも学ぶことができました。

 フィールドワークの後は、バディとTriple Streetというショッピングモールにいきました。夕食と少しの自由時間を過ごしましたが、食事をしながらおしゃべりをしたり、スーパーに買い物に行ったりとそれぞれ思い思いの過ごし方をしたようです。
寮に戻ってからはバディと明日のお別れ会で発表するスライド作りに取り組みました。各チームがこの3日間で体験した内容をスライドにまとめ、発表練習をして2日目が終了となりました。

 講義の次に研究発表会を行いました。SDGsのテーマに従って日大とIASAそれぞれ3チームに分かれ、気候変動や水と衛生問題などについて、研究発表と質疑応答を行いました。IASAからも日大からも積極的に質問が飛び交うとても良い学術交流になりました。

9月25日(水)

 IASAとお別れの日です。講堂に集合し、バディの生徒と3日間のスライドを使って発表しました。それぞれのペアが独自の視点でこの3日間を振り返っていました。

 午後はSAMSUNG D’Lightに行きました。ここでは最新のスマートフォンや家電だけではなく近未来の「スマート家電」を体験することができました。またVRコーナーではジェットコースターを体験。本物さながらの感覚でした。

9月26日(木)

 ホテルからバスで移動しソウル国立大学へ。この大学は韓国最高峰の大学で、キャンパス内にバスが循環しているほど大きく、圧倒されました。自然科学系の先生に大学の成り立ちや研究内容など説明を受けました。その後キャンパス内を散策。大きな図書館や研究施設を見学しました。

 午後からは昌徳宮(李氏朝鮮時代の宮殿)を見学しました。この宮殿は1400年代から1900年代まで王族の離宮として利用されていました。世界各国から観光客が訪れる世界遺産であり、韓国独自の文化に触れることができました。

9月27日(金)

 早朝にホテルを出て、空港に向かいました。ガイドのソさんと別れ、出国手続きを済ませ札幌行きの便に搭乗しました。約3時間のフライトを経て新千歳空港に戻りました。全行程を通じて予定通りに進み、体調不良者もいませんでした。特にIASAの生徒たちと3日間英語を使って、理数系のプログラムで交流したことは生徒たちにとって有意義な経験となったようです。