3月10日に日本を出発したカンボジア・ボランティア研修もあと3日となりました。小学校でのチャイルド・ケア活動は22日が最後となります。今週から引き続き行っている校舎の補修作業も生徒の頑張りによって少しずつ進んでいます。彼の地の校舎は老朽化が進んでおり、本校生徒はその傷んだ壁の補修を行っています。
①壁に付着している長年の汚れや煤を落とす
②壁に石膏を塗り壁面を平らにする
③塗装する
といった工程を生徒の手で行っていますが、気温は連日38度、空調もない中での作業は過酷を極め、服も汚れて汗も噴き出ていますが、現地の子どもたちのために頑張っています。
作業の合間には引き続き歴史教育も行っています。今回はプノンペン市内にあるロイヤル・パレス(王宮)を見学しました。現在のカンボジア国王の住まいである王宮はプノンペンの雑踏とは別世界のような神聖な佇まいで、見学者のドレスコードも定められている大切な場所です。見ることができる貴重な建築資材や宝物、荘厳な建物から、私たちが知らなかったカンボジアの人々のアイデンティティを感じる経験となりました。
本校のある北広島市はまだまだ雪が残っていますが、灼熱の東南アジアでも本校生徒はしっかり勉強しています。