3月10日に日本を出発した研修は22日にボランティア活動の最終日を迎えました。この日はチャイルド・ケア活動を行っていた小学校で午前、午後と一日かけて教室内の塗装の塗装作業の仕上げを行いました。この日も変わらずの炎天下でしたが、無事計画通りペンキ塗りも終了し、現地の子どもたちの学習環境改善を自分たちができる範囲で達成することができました。学校を離れる最後には校長先生より参加者一人一人に感謝状が手渡されました。この証書は自分たちの活動の証であるとともに、生徒にとって一生の宝物になるはずです。
そして夕方にはシルクアイランドの名前の由来になっているシルクファームを訪問しました。ここではカンボジア経済を支えた昔ながらの養蚕業の様子を学ぶことができました。工業機械に頼らない伝統的な製法から生まれるシルク製品はとても美しく、人々の営みの素晴らしさを感じることができました。
カンボジア滞在最終日の23日にはプノンペン市内でも大変大きい商業エリアであるロシアンマーケットを訪問し、改めてカンボジア市民の生活を身近に感じてこの研修を締め括りました。
15日間のボランティア研修は生徒にとって大変得難い経験の数々でした。カンボジアの人々の生活、歴史、文化を学び、今日の自分たちができる限りの貢献をして、そして将来の自分や世界のあるべき姿を考えるきっかけを得られました。この研修に携わってくださった全ての皆様に心から感謝申し上げます。カンボジアの皆さん、オークン・チュラウン！（ありがとうございました！）
