15日間の研修も折り返しとなりました。参加生徒はボランティア活動と並行して歴史学習にも取り組んでいます。
14日にはかつてポル・ポト政権下で行われた負の歴史活動の遺産、キリングフィールドとS 21ミュージアム(トゥールスレン虐殺博物館)を見学しました。彼の地で行われた大量虐殺の跡を見て、個々の生徒の抱いた思いはさまざまでしたが、少なからず大きな衝撃と学びを得ることとなりました。16日からは世界遺産のアンコールワット他の寺院見学ツアーです。クメール建築の最高傑作であるアンコール・ワットなど、積み上げられた歴史の偉大さを学ぶことができました。17日は日の出を見るための早朝出発でしたが、寺院の背後から現れた太陽を見ると生徒の表情も綻びました。
また、カンボジアの医療事情を知ることを目的に、プノンペンのクメール・ソビエト総合病院も見学し、現地スタッフから説明を受けました。小学校でのボランティアで途上国の医療事情を肌で感じた生徒にとって、発展途上国での医療活動の難しさを学ぶとともに、問題意識を高めることができました。
今週は現地大学の学生との交流や、これまでと内容の異なるボランティア活動を行う予定です。あと1週間、まだまだ初めての経験を重ねていきます。