本校では考える力、表現をする力を育成するため、夏休みの課題として各学年にあったテーマの作文・論文コンテストへ応募を積極的に行っています。今年度の中学2年生は「2021年全北方領土中学生作文コンテスト」に応募、本校２年生の越川珠緒奈さんが見事優秀賞を受賞、同じく舘野里紗さんが佳作に入賞しました。
越川さんは「北方領土への思いをつなぐ」と題した作文で、両国民が互いの文化や歴史を学び、特に若者たちがこれまで人々がつないできた返還への思いを受け止めた上で、平和的解決を目指すべきだと主張しました。映画「ジョバンニの島」を鑑賞して北方領土問題の重みを感じたという一節は非常に印象に残りました。
舘野さんは「継いでくれたバトンを握りしめて」と題した作文で、元島民の証言に心を打たれ、バトンを引き継いで、未来を変えるために走り出す決意を書き綴りました。現住のロシア人や元島民などの意見をよく聞いて、諦めずに糸口を見つけたいという思いがよく伝わりました。越川さんは２月に東京で予定されている表彰式を兼ねた入賞作品発表会に出席します。