2022年2月26日(土)、本校体育館において高校1年生SSH課題研究構想発表会が行われました。今回の発表会は2年時からどのような課題研究に取り組もうと考えているか、その具体的な構想をプレゼンテーションで競い合う形で行われました。体育館で行われた発表会の開会式冒頭ではSSH企画推進部長の丸木先生から参加生徒に対して激励がありました。
開会式終了後、生徒たちは会場となる教室に向かい、発表準備に取り掛かりました。
予選会では発表チーム38チームを5つの教室に振り分けて発表を行いました。発表会に参加した在校生は教室で、運営指導委員や外部の方々はオンラインで発表を聴講して、研究内容を採点しました。各教室では次年度からの課題研究に向けて、各研究グループが参考文献などをもとにして、どのように課題研究を進めていくかを堂々と発表する姿が見られました。発表後は教室参加者との質疑応答の他、オンライン参加者との質疑応答も行われました。発表と質疑応答が終了した後は、教室参加者・オンライン参加者による採点が行われました。
予選会が終了した後、各発表会場で一番評価の高かった5テーマと、次点となった1テーマが選出されて本校体育館で行われる本選へと駒を進めました。本選が始まる前には本校SGL・MLからの代表発表も行われ1年8組の山城莉未さんがフィリピンの現状について様々な視点から分析したプレゼンテーションを行いました。
山城さんの発表のあと、本選で発表する6テーマが発表され、体育館参加者とオンライン参加者に向けての発表が行われました。いずれの発表も予選で選出されただけあり、テーマ設定のきっかけやResearch&Question、今後の展望などについて素晴らしい発表が行われました。
【選出されたテーマ】
・ラクトノナデカペプチドの若年層への効果(発表者:佐藤颯介)
・買いたくなる色!!~商品売り場の色と脳波との関係~(発表者:中村海斗・古瀬信也)
・文鳥の発情に関する動物生理学(発表者:平浜ゆい)
・ワラジムシの歩行運動解析及び多足歩行ロボットの設計(発表者:佐々木ハナ)
・樹液の保湿性に関する研究(発表者:加藤花音)
・ニリンソウはなぜ肉をおいしくするのか(発表者:土永大翔)
発表会終了後は運営指導委員の先生方からの講評をいただきました。北海道大学准教授の原田先生からは「高校生らしい視点でよく考えられたテーマが多く、今までで一番良い発表会でした。」とのお褒めの言葉をいただきました。また本校の浅利校長先生からは、なぜ本校がSSH活動に取り組むかという意義の他、SSH活動に取り組む1,2年生に対しての激励の言葉をいただくことができました。
運営指導委員の先生方からの講評と校長先生からの激励を受けて、1年9組の島津真音さんが謝辞と今後の研究活動に向けての抱負を述べて今回の発表会が終了しました。今年度のSSH活動も残すところあとわずかですが、新年度から今回の課題研究がどのように進展していくかが非常に楽しみな発表会になりました。SSHを選択する生徒たちにはぜひ研究活動を深めていってほしいと思いました。
なお今回の発表会では、生徒以外にも外部の方々を含めてオンライン上でのべ600名近くの方が参加してくださいました。この場を借りて御礼申し上げます。また今回の代表者発表の他、2月5日(土)に行なわれた高校2年生の中間発表会の代表者発表の様子も併せてYouTubeにアップしてありますので,ご覧ください。
①2月5日2年生課題研究成果発表会
②2月26日1年生課題研究構想発