4月22日(火)・23日(水)の2日間、シャトレーゼガトーキングダムサッポロにて宿泊研修が行われました。この宿泊研修は高校1年生がコースの垣根を越えて探究学習の基本的な考え方を学ぶとともに、これからの高校生活の基礎となる意識や人間関係を作ることが目的です。最初は学年企画として各クラス紹介や全員参加型のレクリエーション、校歌練習を行いました。特に各クラス紹介の1分間スピーチではそれぞれが工夫を凝らした発表を行い、校歌の練習では歌詞カードを見ながら大きな声で歌うことができ、学年の一体感が育まれました。
午後からは宿泊研修の主要な取り組みである探究学習が始まりました。はじめにコースや男女の垣根を超えたグループを作成するためのエクササイズを何度か行ない、初めて会う生徒同士でグループ分けをしました。その後の共同作業「キャンディ村の住人たち」では試行錯誤と相談を繰り返しながらミッションに臨み、各自の事前学習として調査した「コモンズ」の概念を肌で学びました。夕食・自由時間を経て、森弘達副校長による講演「進路と学びについて考える」が行われました。高校生として自覚するべき意識、身に着けるべきスキルなどを熱く、わかりやすく伝えられた生徒は真剣に聞くとともに熱心にメモをとっていました。
2日目午前は1日目後半にiPadを用いて調べた「ダコタ・アクセス・パイプライン」の問題を解決に導く企画書の作成をチームで行い、その成果を模造紙にまとめ、他チームの生徒に発信しました。課題解決に向けてアクションを行うには何が必要なのか?を参加生徒全員が考え、最後に省察(振り返り)を行って研修を終えました。
本校の探究アドバイザー:神崎史彦先生による「問い続ける力の大切さ」についての講評を真剣に聞いていた生徒は、これからの高校生活、社会生活でもとめられる探究の姿勢、視点や行動力がどのようなものか考えることができました。これからの活動にこの1泊2日の学びを生かしてほしいと思います。



