高校1年生宿泊研修2日目。昨日の研修では、複雑に絡み合った問題の要因や結果を整理し、グループ内の共通理解を深めながら、問題の原因となるものを発見する因果ループ図を作成しました。今日は見つけた問題の解決策を考案し、それを企画書の形で提出することが目標です。午前の研修は、その目標に向かうための準備運動として、企画書を作成する手法を学ぶことから始めました。まず、ドラえもんの世界観を用いて、のび太から「ジャイアンの心友化プロジェクト」の提案があったと仮定します。 その上で、プロジェクトを成功させるために必要な要素をグループで話し合う中で、企画書を作成するプロセスを学びました。
一連の学びを終えた後、今回の探究活動の中核であるダコタ・アクセス・パイプラインに関するプロジェクトの企画書作成に取り組みました。昨日のグループと一緒に、慣れない作業に四苦八苦しながらも話し合い、意見を出し合いながら組み立てていました。最後には、各グループが企画書をまとめ、発表し合い、質疑応答を行いました。優れた企画書の発表もありました。
2日間にわたるプログラムで、皆さんは答えのない問題に対して話し合い、アイデアを出し合い、まとめ上げ、発表する経験をしました。そのプロセスを通じて、物事を多角的に見る視点や考え方など、探究活動において役立つ、多くの発見と学びを得ることができたのではないでしょうか。そして、いつもは違う教室で学ぶ4つのコースの生徒が、一緒にグループを形づくり、知恵を出し合いながら協力することで、お互いの力を大きく引き出すことができる。異なる考え方、価値観、物の見方が合わさった時、そこには1+1=2では終わらない、3にも4にも5にもなる、そうした協働する集団の力を感じることができたのではないかと思います。2日間、本当にお疲れ様でした。