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高校1年生 宿泊研修1日目

2023.04.28

昨年度から全国の高校生が行うことになった総合的な探究の時間。  本校では、『未来創造』という学校設定教科として、全ての生徒が取り組み、本校の目標となっている「世界に貢献する人」を育む上で柱と位置付けられるプログラムになっています。 探究活動は調べて、まとめて、発表して終わるというだけものではありません。  今回、高校1年生が参加する宿泊研修は、探究活動を通して培うべき力、身につけるべきスキル、そしてそれを得るためにどのように探究に取り組むべきか、高校生活の始まりにそのイロハを学び、これからの探究活動を有意義で、意味あるものにするために行われる、昨年度から新しく始まった取り組みです。 場所を学外に移し、いつもはコースごとに学校生活を送っている、300名を超える高校1年生が一堂に会して、共に探究活動を学んでいきます。

1日目の午前中はまず、コースごとにSGE(構成的グループエンカウンター)活動を行い、お互いを距離を近づけながら、自分をより理解しつつ、協働していく上で重要な、自分とは異なる他者を受け入れていく、という準備運動を行いました。

昼食を挟んで、午後からは コース混合で5人〜6人のグループを作り、本格的な研修開始となります。 研修に入るにあたって、まずはアイスブレイク 「Two Truths and a Lie (2 つのホントと 1 つのウソ)」。 お互いの理解を深めつつも、そこから意外性を発見する取り組みを行いました。 その後は未来型読書法、一つの本をグループで分担して読み、発表し合いながら一つの本を読み解く「アクティブ ブック ダイアログ」を行いました。相手にわかるように説明することの難しさと、いつもとは違う集団で協力することで得られる力の大きさを実感できたようです。 こうした中で、協働することの意味を学びました。

休憩を挟んだあとはPBL学習(プロジェクト ベースド ラーニング)、ダコタ・アクセス・パイプラインを題材に、複雑に絡み合った問題を整理し、問題発見、課題解決の糸口を探るための手法として、グループで因果ループ図を学びました。 はじめての体験で戸惑いながらも、話し合い、意見を交わして真剣に話し合っている姿がとても印象的でした。

2日目は、プロジェクトを進めるための企画書の作成を通して探究を深めていきます。