1月18日(土)に第4回の医学・医療講座が開かれました。今回の講師は、北海道大学病院の医療・ヘルスサイエンス研究開発機構臨床研究開発センター長補佐で、また藤田医科大学でも先端ロボット・内視鏡手術学講座を担当されている渡邊祐介先生をお招きして、「最新の医療技術と新しい医療の創出」というテーマで講演していただきました。参加した生徒・保護者は今回も45名ほどでした。今回は大学入試共通テスト試験日でほとんどの高校3年生が参加できなかったにもかかわらず、いつもと同じだけの参加者がいました。
講演では、渡邊先生は、ご自身の経験をもとに、回り道をしてから医師の道を選んだこと、そして、今医師として働くことの有難さや素晴らしさを感じていることを冒頭に話され、その後、製薬や再生医療、AI医療や遠隔医療、ロボット医療などの最先端医療の現状について次々と話してくださいました。中高生にもわかりやすく、写真や動画、そしてユーモアあふれるエピソードを交えての説明だったため、90分間という時間があっという間に過ぎていきました。参加した生徒も保護者の方々も、新薬が開発されるまでに莫大な費用と時間が必要となることや今の医療がここまで進んでいることに驚くと同時に、強く興味の芽が刺激されたようでした。
講演後の質疑応答の時間も、多くの手が上がり、毎度のように予定時間が超過してしまいました。
次に第5回医学・医療講座は2月15日(土)14:00~15:30を予定しています。講師は北海道大学遺伝子病制御研究所分子神経免疫分野の半田悠助教です。この第5回目をもって、今年度の医学・医療講座は最終回となります。