12月21日(土)に第3回の医学・医療講座が開かれました。今回の講師は、札幌医科大学附属病院の産科周産期科で新生児を担当されている坂井拓朗助教にお越しいただき、「新生児・小児医療」をテーマに講演していただきました。参加した生徒・保護者は今回も45名ほどでしたが、これまでで1番高校生の参加者の割合が多くなりました。
坂井先生は、ご自身の現場での経験、医学研究、そして学生への教育の3点からお話をされました。特に、「子どもが生まれることは奇跡だ」というメッセージは参加した中高生の胸を突くものでした。そして、時に出生時1キログラムにも満たない未熟児を育てるNICUでのご自身の話や、切迫流産や染色体異常の胎児とその家族の話など、非常にリアリティあふれる話を聞き、参加した生徒たちは、それまでの「新生児」という言葉のイメージが大きく変わったようでした。
講演後の質疑応答の時間にも、たくさんの手が挙がり、またもや予定時間を超過してしまいました。講演していただいた坂井先生、どうもありがとうございました。
次の第4回医学・医療講座は1月18日(土)14:00~15:30を予定しています。講師は北海道大学病院の医療・ヘルスサイエンス研究開発機構の渡邊祐介先生です。また多くの方のご参加をお待ちしております。