新着情報

後期NLCを実施しました。

2024.01.29

 2024年1月26日(金)に後期Nichidai-Link Conference(NLC)を実施しました。SSHやSGLで取り組んでいる課題研究や、総合的な探究の時間等でそれぞれが取り組んでいる探究活動の発表と交流の場として始めた本行事も、今回で3回目となります。

 今回も高校1・2年の全生徒を115の小グループに分け、その中で発表と交流を行うスタイルで実施しました。運営する教員側も、参加する生徒側もだいぶこなれてきた印象で、発表の内容・交流の質ともに大きく成長している様子が見られました。その一方で、グループによってはまったく話し合いが成立しなかったり、話し合いが進んでも表面的な話題に終始していたりすることも散見されました。生徒からの感想の中には「グループによってうまく行ったり行かなかったりする」「積極的に司会をしてくれる人がいるとスムーズにいった」「周りの人が積極的に質問してくれて助かった」という声が聞かれ、冷静に交流の良し悪しを分析している状況もありました。

 今後、グループの巡り合わせによる交流の良し悪しを一定以上のレベルに保っていくためには、ある程度は自分の強みを生かしつつも、そのグループに必要な役割を瞬時に判断して、その役割を演じる…という努力も必要になってきます。例えば、本来は率先して司会をするようなタイプでなくても、司会に立候補する人がいなかったならばがんばって立候補してみる、他に司会をやりたい人がいたなら、いくら自分は司会が得意だったとしても、質問役に徹してみるなど、その場その場で判断して行動していくということです。その場で求められるコミュニケーション力やリーダーシップを臨機応変に発揮していくためには、日常的にこのようなことをトレーニングしていくしか方法はありません。教員側としても授業に探究・対話の機会を積極的に取り入れて、教科学習と探究学習の接続を図っていく必要があります。来年度に向けて目指すべき方向が垣間見えた1日となりました。