研修旅行に来て初めての朝、誰ひとり寝坊することなく、時間までに朝食会場に来ることができました。荷物を整理し、スーツケースを先にトラックに積んで京都へ輸送すると、一行は広島平和記念公園へ。ここで、原爆の子の像前で、事前に中学3年生全員で折った千羽鶴を奉納し、生徒代表の坂本京之輔君が高らかに平和宣言をしました。
その後、平和記念資料館に入り、まず被爆者である白石多美子さんの講話を聞き、凄惨な実体験を聞きました。そして、班ごとに分かれて様々な資料を見て回りました。中には筆舌に尽くし難い写真や説明書きがあり、生徒の中には、動きが止まり、涙を流す者すらいました。平和がいかに大切なもので、一歩間違えるとどうなるのか、現在ある世界情勢とも重ね合わせながら、深く考えた姿が、その後の振り返りシートにも表れていました。
その後、広島の大学生や現地ボランティアの方と一緒に、半ごとに市内の自主研修を行いました。広島城をはじめ、広島の様々な名所を歩き、美味しい地元の食べ物に大満足だったようです。どの生徒も口々に楽しかったと言っていました。
そして、広島の人たちとの別れを惜しみつつ、新幹線に乗り、京都へ。新幹線の中では、疲れから休んでいた生徒がほとんどでした。そして、京都のホテルでサーロインステーキをぺろりとたいらげ、翌日の栄養を補給していました。
