30日(土)、秋晴れの心地よい空気の中、保護者会セミナーならびに制服リサイクル販売会が実施されました。コロナ禍において中々、研修会等ができない状況が続いていましたが、保護者の皆様の御協力により来校者60名、オンライン参加40名で充実した時間を過ごすことができました。
セミナーにおいて講師を引き受けていただいたのは北翔大学教育文化学部心理カウンセリング学科准教授の飯田昭人先生です。先生は一般社団法人北海道臨床心理士会代表理事(会長)をはじめ多くの公職を持っておられ、大変お忙しい中を縫っての講演でした。演題は「コロナ禍における中高生の心への影響と家庭でできる支援策~ゲーム、ネットSNSの功罪および保護者が元気になるために~」で、今の多くの保護者がもっている困り感に寄り添った内容のご講演でした。コロナ禍において子どもたちにとってより身近な存在になったSNS、インターネットについて、いろいろな見方・考え方があるが、しっかりと子供の状況をとらえて対応し、強制力ではなく対話を軸に対応することが望まれるということが印象に残りました。後半では子供の成長を見守る親として、子どもに向き合う心の持ち方を、ご自身の体験をもとにお話しされました。大人が率先垂範することや、何に困ってどうすれば安心できるかを考えることなど多くの心の在り様をお話していただきました。多くの質問にも丁寧にお答えくださり、子育てに勇気と元気をいただけたような気持になりました。
制服のリサイクル販売にも多くの保護者の皆さんが訪れ、お子さんの成長に合わせた制服をご購入され、活気のある催しとなっていました。成長著しい時期の子どもたちです。無駄を省き、リサイクルしていくことが、札幌日大中学校・高等学校のご家庭全体で子どもたちを育んでいるように思えて、温かさを感じる場でした。大切な制服を寄贈いただき、ご協力いただいたご家庭の皆様にも感謝申し上げます。