12日に日本を出発したカンボジアツアーは、5日目はカンボジアの歴史を知るために、キリングフィールドとS21ミュージアム(トゥール・スレン虐殺犯罪博物館)の見学を行いました。どちらも約50年前から始まったカンボジア国内での悲惨な虐殺の歴史を学ぶことができる施設で、生徒は音声ガイドの説明を聞きつつ目を覆いたくなるような資料の数々を目の当たりにし、衝撃で言葉がなかなか出てきませんでした。しかし、この日学んだことは将来国際舞台で活躍する上での貴重な糧になると思います(この日の写真はありません)。
6日目はこれまでと異なる学校で公衆衛生ボランティア活動に従事しました。これまで訪問した学校と同様に、多くの子ども達が本校生徒の公衆衛生指導を真剣に学んでいました。休み時間には私達の控え室の前にぎっしりと子供たちが集まり、本校生徒は日本から持参したけん玉やコマ、折り紙などを用いて触れ合いました。子ども達もパフォーマンスに喜んでくれた様子で、特に本校中学伝統の皿回しには歓声が上がっていました。
7日目からはプノンペンからシェムリアップに移動して、世界遺産のアンコールワット、アンコールトムなどを見学しました。8日目は朝日を鑑賞するために朝5時に出発したため、身体が起ききらない生徒も多かったのですが、それぞれアンコールワットの背面から登る日の出を堪能しました。その後は気温36℃の晴天下でアンコール遺跡群の見学を徒歩中心に行いましたが、生徒は疲労を覚えつつも一つ一つの世界的歴史遺産に見入っていました。
観光は今日で終了し、明日にはプノンペンに戻り、小学校でのチャイルドケア活動を行います。2グループがそれぞれ授業を組み立てて子ども達に指導するほか、施設整備の奉仕活動にも従事します。先週から生徒はどんな授業を行うか企画を練って準備しています。本番では少しでも子供たちの役に立てるように努力したいと思います。また、10日目には王立プノンペン大学を訪問し、現地学生とディスカッションを行う予定です。