2024年12月14日~19日の日程で,本校1・2年生10名が姉妹校である韓国・仁川科学芸術英才学校(Inchoeon Academy of Science and Arts:IASA)を訪問しています。
学校訪問初日となった15日は,歓迎会・スクールツアー・オリエンテーションのあと,校内に設けられている研究棟(General Research Center)で最新の走査型電子顕微鏡を用いた実習を行いました。昼食後の昼休みにはバンドクラブによる歓迎演奏があり,K-popだけでなくJ-popも交えた4曲が披露されました。
午後は,滞在中のバディとなる生徒のクラスに入って授業を受けたり,アートの授業としてSTEAM教材を用いた実習(ネオンサインの製作)を体験しました。
その後(8・9時間目相当の時間)は,本訪問のメインイベントでもある「科学研究交流」を国際セミナールームで行いました。本校からはSSH課題研究中間発表をはじめ,国際バカロレアコース生徒によるCSP(科学協働プロジェクト)の成果発表,SGL生徒等による動物福祉に関する研究発表など計6本を発表しました。IASAからも自然科学の課題研究を中心とした5本の研究発表がありました。総じて,自分たちの興味関心に根差した研究が多く,それを最新の設備や強力な支援者によってブラッシュアップしている様子が垣間見え,本校の生徒達は非常に大きな刺激を受けることができました。また,特にIASAの生徒から本校生徒へは,英語だけでなく日本語を交えたたくさんの質問や意見が寄せられ,自分の研究について異なる視点からの多くの示唆を得ることもできました。
さらに夕食後,IASAの生徒は19:20~23:30まで自主学習の時間になります。その間本校の生徒達は,IASAの天文クラブにサポートしていただいて天体観測を行いました。IASAの校舎には天文台1基のほか,複数の大きな天体望遠鏡が設置された観測台があり,そこで衛星や惑星を観察しました。生徒たちは,月のクレーターや土星の輪などを始めて観察し,感嘆の声を挙げていました。
2日目となる本日は,午前中にはPE(体育/ドッヂボール)・音楽(AIによる作曲実習)・物理(Maple seed Ⅱ)などの授業のあと,国立果川科学博物館(Gwacheon National Science Museum)を訪問し,科学文化交流を行う予定になっています。