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【高校部】高1オーストラリア研修旅行4日目 

2024.02.10

2024年2月9日(金) 

 

<ホームステイ組(文責:中村教諭)> 

 姉妹校ヘイルベリー(Haileybury)カレッジのホームステイに参加している生徒は、キーズボロ(Keysborough)校17名、ベーリック(Berwick)校9名、ブライトン(Brighton)校4名に分かれて、それぞれの校舎と家庭で4泊を過ごします。昨日は午後から教員の手を離れ、各生徒に1人ずつのお世話係のヘイルベリーの生徒と一緒に授業を受け、各ホームステイ先で初めての宿泊をしました。 

 朝、学校に行くと、どの子も緊張した面持ちで校内を歩いています。でも、午前中の授業が終わり、お昼にカフェに姿を現したころには、お世話係とだけでなく他の学生たちとも打ち解けて楽しそうにしていました。中にはまだ緊張している様子の生徒もいましたが、せっかくの異国体験。何とか自力で乗り越えてほしいと願い、担当教員の藤原・中村で声をかけながら見守り続けました。 

 なお、ヘイルベリーの授業スタイルは、日本のように全員が前を向いて先生の講義を聞いてノートを取る形式のものもありますが、コの字型に机を配列して全体で話を共有しながら進めるもの、グループ座席にして相談しながら進めるものなど、多種多様で、日本だと大学でのゼミに似たものがあります。現在、本校も様々な教育改革を模索して実践していますが、こうした海外の学校での体験も貴重な財産となります。 

 さて、週末にはそれぞれの家庭でパーティやショッピングなどの予定を立ててくれているようで、生徒も楽しい週末を過ごせることでしょう。次に教員と会うのは月曜日の朝。そのときには毎年恒例の「ホストと涙のお別れ」となります。 

<ファームステイ組(文責:濱田教諭)> 

 カイントンでのファームステイ52名は15のグループに分かれ、2〜6人で各農場や牧場での体験をさせてもらいながら、オーストラリアの自然を楽しんでいます。 

 昨夜はバーベキューをした家庭や、ケーキでパーティーを開催してもらった家庭もあったとか。ちなみに担当教員の濱田も、イタリア出身のオーストラリア人の方の家庭にお世話になっています。 

 朝に地域の観光スポット「HANGING ROCK」を訪れると、偶然にも他の家庭にお世話になっている生徒たち3組も見学に来ていました。「HANGING ROCK」は、表記によると、「昔、女子学生たちがここを訪れた際、4人が行方不明になった。いくら探しても見つからず、大人たちが諦めた頃、1人の女学生が突然帰ってきた。それから又数日後、又1人が帰ってきた・・・同様に全ての女学生が帰ってきた。ただし、どの女学生も、不在期間の記憶はなかった。・・・つまりここは奇跡の場所なのだ」そうです。私にはホラーに思えたのですが、随分肯定的に書かれていました。 

 さて、この話を偶然居合わせた生徒たちにしてみると、「神隠しの岩場だ!」など少し興奮しながら散策を楽しんでいました。(散策と表現しましたが、実際はちょっとした登山です〕。 

 生徒たちと解散した後、カンガルーがたくさんいるというスポットに連れて行ってもらいました。が、、そこには一頭のカンガルーもいませんでした。「一昨日は400頭いたのに、今日はゼロだ!まさにHANGING ROCKの神隠しだ!」とホストのオーストラリアンジョークにタジタジしつつ、別のスポットへ向かいました。 

 ちなみにカンガルーは日中は木陰で休むそうです。遠目ながら帰り道に数頭、確認できました。 

 生徒たちも順調にステイを進めているようで、何よりです。