最終日の朝、部屋をきれいに片付けてホテルを出発し、世界的なリゾート地であるひらふエリアに向かいました。羊蹄山を背景に記念写真を撮影した後、クラスごとにホテルやロッジが立ち並ぶ地区を案内していただきました。そして、フィールドワーク班でそれぞれの訪問先に伺いました。生徒たちはメンバーと協力して地図を見ながら目的地に向かいました。
外国の方にインタビューさせていただいたグループも複数ありましたが、英語と日本語を交えながら、質問したり自分たちの考えを伝えたりしようと工夫する姿が見られました。
フ ィールドワークを終えると、NAC(Niseko Adventure Centure)の2階にあるJojo’sで本格的なハンバーガーを食べました。
午後には、ニセコ中央倉庫にてNACの代表取締役であり、これまでニセコを牽引してきたロス・フィンドレーさんによるワークショップが開催されました。ワークショップでは「総理大臣」、「北海道知事」、「倶知安町長」、「海外の投資家」、「観光客」、「子供の親」、「教師」、「ニセコの中学生」、「アウトドアスポーツが好きな日本人」など、グループごとにそれぞれの立場に分かれ、ニセコにおけるSustainable Development とは何か、また、どのような目標を設定するかについて議論しました。
このワークショップを通して、立場の異なる人々と合意形成することの難しさと、そのプロセスを学ぶことができました。生徒たちは、「札幌日大生」という視点に立っていたときには気づかなかった、ニセコの開発のメリットとデメリットについて考えることができているようでした。
3日間の研修にはたくさんの学びのチャンスがありました。帰着式では、高橋教頭先生から振り返りを行うことの重要性についてのお話がありましたが、よかった点も、改善すべき点もしっかりと振り返り、今後につなげてほしいと思います。