10月13日(金)2日目も天候に恵まれ、生徒たちは目の前に広がる自然豊かな美しい光景に感動している様子でした。
午前中は、株式会社クラダシ、サステナビリティ推進室室長の中野奈緒子さんによるフードロス問題についての講演を聴きました。クラダシは、「日本で最もフードロスを削減する」という目標を掲げている会社で、楽しく気軽に誰もが参加できて社会貢献にもつながる、Kuradasiというサービスを行っています。
講演では、世界や日本におけるフードロスの現状や、会社の取り組みについてお話ししていただきました。質疑応答後の休憩時間に自ら積極的に中野さんに質問をしに行く生徒もいて、研修を通して生徒たちの食への意識がますます高まっていることを感じました。
講演後には、余市町中央公民館を出発してさくらんぼ山観光農園に向かいました。そこでは昼食にジンギスカンを食べました。各テーブルに、肉、野菜、おにぎりが用意されており、講演を聞いたばかりの生徒たちは、「フードロスにならないようにしないと」と呟きながら、自分のグループで食べ切ることのできない肉や野菜を別のグループに譲っていました。ただ話を聞いて学ぶだけでなく、早速行動に移す姿が見られました。とても素晴らしいと思います。
昼食後にはNIKI Hills Wineryさんで選果作業を体験しました。ぶどうジュースに使うことのできる実と、使えないものを一粒ずつ手作業で仕分けました。
公民館に戻ると、グループごとに体験の振り返りを行いました。その後、規格外の食品や食材をどのように活用し、フードロス削減につなげることができるかについて議論し、発表しました。生徒たちは、1日目の農家さんなどで学んだことも思い出しながら、自由な発想で意見を交換していました。
研修旅行も残すところあと1日となりました。
学校とは異なる場で共に過ごす中で、仲間の新しい側面を見つける機会もたくさんあったのではないかと思います。最後まで元気に過ごし、多くのことを吸収して帰ってきて欲しいと思います。